この「Matrix最終解説」やそれに付属する「対訳」は純然たるMatrixシリーズに対する私(TOMO)の解釈です。基本的には映画の3作のみを根拠としています(厳然と公開されている公式のものとしては、もっとも認知度が高いだろうという私の判断によるものです)。アニマトは1回みただけ、ゲームはみたこともありませんので、私の解釈の根拠として挙げるのは差しひかえます。
映画の解釈といってもかなり不明確な部分があって、複数の相反する解釈のできる場合は、解説として可能な限りシンプルにするために、「わたしの主観的判断で」ひとつだけを選択しています(そのレベルの主観的判断の際にのみ、後述する「創作ストーリー」が大きな要素となっています)。ただ、その主観にある程度の枠をはめる必要性から「論理的な整合性がある」ように心掛けています。
私の解釈と矛盾し相反する別の解釈が存在することは承知していますし、それを否定するつもりもないことは何度も繰り返し言っているとおりです。また、私の解釈自体も「論理的な整合性がとれない」と判明した場合は変更することになると思います。もちろん、「整合性がとれない」というのは、「映画の内容によってそのことが証明ができる」というレベルでの話です。解釈の違いレベルではありません。
わたしの方針としては、「Matrix最終解説」と「対訳」の個々の項目に対するご意見をいただいた場合、
「映画の内容によってそのことが証明ができる」ものについては十分尊重します(しているつもりです)。また、単純な「論理的矛盾」があった場合も同様です。ただし、「拡大解釈」や「論理的な矛盾が証明できない仮説」は解釈の一部として考えています。
「別の解釈」については、まずそれに対応する私の解釈をできるだけ論理的に説明した上で、拡大解釈や仮説などで包容できるものは取込みたいとおもいます。
そして、どうしても両立しないものに対しては「解釈の違いで議論が平行線になった、と意見が一致した」時点で「単純に別の話」として、あっさり終わらせたいとおもいます。意見の交換は大歓迎ですが、別解釈の詳細な掘り下げは別個に行ったほうが、変な対立軸を利用するよりは好ましいと思います。
もちろん、別の解釈をもとに「別の解説をそっくり作る」のがベストだと思いますが、私にはそこまで手が回りません。その解釈を採用しているかたにおねがいします。m(_ _)m
「映画以外のメディアによる公式情報」については、明確な情報を提供していただいた場合にのみ、上記に準じて対処します。ただし、あの程度の結末で終わらせた監督(爆)の発言程度のものは優先順位がかなり低い(個人的には「無」)です。
映画Matrixシリーズの結末があまりにも不完全なように感じたので、「おれならこうする!」という続編シナリオを勝手に創作したものです。オリジナル映画の設定(と私が解釈したもの)をベースに、ある得るかもしれないその後の展開のひとつ、として提示したものです。基本的アイデアはほぼ(すべてどこかのSF作品にありますから)盗作のようなもので、それをわたしが構成したもの、といえるでしょう。
その創作に当たり、オリジナルMatrixの明解な解釈が必要だったので、さきの「Matrix最終解説」の解釈を採用しています。そのため、「解説」の大幅な改定はストーリーの書き換え(あるいは消滅)に直結します。だから必要であれば一生懸命「解説」の解説をしています(笑)。
その点では、創作ストーリーは「解説」と一体になって構成されているとも言えます。ただ、「創作のために『解説』の矛盾を容認する」つもりはありません。あくまでも「解説」にあわせて創作している、と考えています。
「解説」「創作」のどちらも、その内容に対する責任は私ひとりのものです(もちろん権利も)。内容に対するご意見やご批判はお受けしますが、私にできるのは説明するだけです。
また、サイト「THE MATRIX WORLD」のご好意によりリンクしていただいておりますが、解説内容が同サイトの公式見解というわけではありません。あくまでも文責は私TOMO個人にあります。
Thanks: THE MATRIX WORLD & the BBS
ご意見、質問、その他は matrix_comprehensive@mac.com まで